高橋留美子先生サイン会@東京国際ブックフェア'99

 東京国際ブックフェア(有明ビッグサイト。99/04/22〜25)の最終日に開催された高橋留美子先生のサイン会の様子を、前日の会場到着からサインを頂くまで時間を追って書いてみます。諸権利上画像に手を加えたり公開できないものもあることをご了承下さい。(これでも結構やばいかも?^_^;)(最終更新日時:99/04/29 23:15)

4/24(土)
9:00 AM  今日はサイン会前日。開場少し前に着いてあだち充氏のサイン会の様子を偵察しよう...この雨続きそうだなぁ〜雨の中で徹夜している奴はいるのかなぁ? などと考えているうちに臨海副都心線国際展示場駅到着。しばらくすると飛鳥さん、脇田さんが到着。
9:45 AM  国際ブックフェア会場の入り口前に到着。既に黒澤さん、山本さんが到着している。
 本日行われる予定の「あだち充先生サイン会」(定員100人)の状況を訊いてみる...すると、徹夜組はなく朝5時半に一番最初のファンが並びはじめ、7時半の段階でも40人しか並んでいなかった、とのこと。
 なにぃ? 朝7時半の段階で40人だぁ〜?? いくら高橋先生に比べて「濃いファン」が少ないあだち氏とはいえ、予想外に少ない。雨のせいか?...会場に来る前までは高橋先生のサイン色紙はほとんどあきらめていたが、「ひょっとすると徹夜すれば確実にサインが入手できるのでは??」と悪魔の囁き...^_^; これが全ての始まりであった...
10:00 AM  開場。入場が開始される。当然のことながら、コミケなどのような列や混乱はあるわけはなく、淡々と入場者が会場内に吸い込まれて行く...一寸驚いたが、良く考えたらこれがフツーやんけ!(爆)いかにコミケが異常かを再確認。
 とりあえずお目当ては小学館ブース...会場マップを見ると、小学館ブースはど真ん中にある...しかも天井を見上げると、「名探偵コナン」の巨大アドバルーンが揚がっている。とても良い目印だなぁ...と思っていると、私の脇を「このコナン髪型が違う!」と厳しい突っ込みを入れながら子供が通り過ぎて行く^_^;
 小学館ブースに到着。コミックやビデオ、ネットのデモ等が展示されている。を! サンデー連載陣の描き下しサイン色紙がずらり...流石40周年という記念の年だけある。っと...高橋先生はやっぱり「犬夜叉」かぁ〜欲しいなぁ〜これ...等と考えていると、隣の女の子がいきなりコンパクトカメラで色紙をパシャパシャ撮りはじめる。をいをい、会場内は撮影禁止じゃなかったのか? しかし、周りにワンサカといるスタッフは何も言わない...これはひょっとして撮影黙認? すかさず持参のデジタルカメラを取り出し撮影を開始する。色紙の撮影が出来るとは思っていなかったので、この段階で既に至福の表情の七尾葉介(笑)
10:30 AM  とりあえず小学館以外のブースを見てまわる...どこもそれなりに趣向を凝らしているが、小学館のブースのコナンのアドバルーンやサンデー連載陣のサイン色紙の展示が、コミック関係では一番目立っていた。講談社など他のブースでは限定グッズが販売されていたが、あんまりインパクトなし。ぶらぶらしていると某漫画家のサイン会の引換券を、コンパニオンのお姉ちゃんに押しつけられる(爆)をいをい...いくらなんでも通りすがりの人間におしつけるなよ^_^;
11:30 AM  時計坂関係者一同で昼食を取る。流石(さすが)にこの時間の食堂はまだまだ空(あ)いている。空いているのを良いことに瑠さんがポータブルビデオCDプレーヤーを鞄の中から持ち出して、「ラム・ザ・フォーエバー」の海賊版をかけはじめる。...ま、いいけど^_^;
2:00 PM  あだち充氏のサイン会が小学館ブースで行われる。「タッチ」のアニメを背景にあだち充氏が小さな特設壇上に上がる。簡単な経歴が紹介された後にすぐにサイン会が開始される。サインは、印刷されたイラストの色紙上に、その場でサインとファンの名前が書き入れられていた。一部では、「告知チラシなどでは“直筆”とは書かれていないから、サインも印刷の可能性が?」などといわれていたが、とりあえず杞憂だったようだ。安心、安心。^_^; サイン会終了後、風のようにその場を後にするあだち氏。どうやら文字どおり「サイン会」だけのようである。
3:00 PM  午後も会場をぶらぶらしていたので、流石に疲れが足に来た。んで、入り口脇のベンチに坐って休憩。さぁ〜て...「どうする? 徹夜する? 徹夜すれば手に入るかな、高橋先生のサイン色紙?」私や瑠さんは仕事を抱えているので、まだ煮え切れない。徹夜して手に入らなかったら精神的、物理的ダメージが大きいしなぁ〜
 「徹夜するにしてもこのままでは辛いから一旦自宅に帰ろう」脇田さん、瑠さんと私はこう考え、一度会場を後にすることにした。飛鳥さん、黒澤さん、山本さんはこのまま徹夜を強行するようだ。
 ビッグサイトの建物から出ようとしたときに、入り口に2人程坐っている。...まさかなぁ? と思いつつビッグサイトを後にする。この考えが甘かったのである!(笑)
4:00 PM  私は千葉県に住んでいるので、京葉線で西船橋経由で帰るつもりであった...南船橋まで来たときに、少し乗り換えの時間が出来た。ホームのベンチに坐っていると帰り際に目撃した2人のことが気になりがした。胸騒ぎを覚えたので、会場に残った山本さんの携帯に電話を入れる。すると、「もう既に並びはじめているよ。オレで13人目。」...げ! 午後4時の段階で13人?? 定員が100人だからひょっとしてピンチ? 気がついたときには会場方面に引き返す電車に乗っていた。(笑)
4:30 PM  会場に戻る。既に東ホール脇にあるビッグサイトの入り口前には既に列が出来ている。一番最初に着いたらしい人が順番をメモしているらしい。私の名前を書き込む...16番。う”〜む...この時間で既に100人中16人かぁ〜どのくらい列が伸びるんだろ? なんか外に目をやると雨風は段々強くなってきているような気がするが、列が出来ている場所は幸いなことに雨風はほとんど入ってこない。ここなら何とかなりそうだ。...しかし、通りすぎる人達の視線が痛い^_^; やっぱり異様だよなぁ〜入り口にこんなに人がタムロしていると。
5:30 PM  しばらくすると、脇田さん瑠さんが戻ってきた。ふと横にいる飛鳥さんに目をやるとなにやら犬夜叉の絵を描き始めている。「何描いているんですか?」と訊くと「列の最後尾を示すための看板だよとのこと。流石(さすが)百戦錬磨の飛鳥さんである。(しかし、この時の看板は結局どこへいってしまったのだろうか? 100番目の人が持ってかえったのかなぁ?)
6:30 PM  国際ブックフェア第3日目は午後6時で終了。関係者が続々と引き揚げて行く。ブックフェアの警備員が近づいてきて「出来れば引き揚げて欲しい」旨を告げて戻っていった。
8:00 PM  ブックフェアの警備員の巡回...警備ご苦労様です...っと? 直後にそれまでついていた照明が消え、周囲が暗くなる。^_^;
 なんか風雨が強くなってきたような気がする。買い出しや偵察に出ても、傘が役に立たない! マジで体ごと吹き飛ばされそうな暴風雨である。ラジオを聞くと、気象警報が出ているとのこと^_^;...しかしそのせいか、あまり徹夜組の数は増えず、この時点で25人ほど。
11:00 PM  いくら風雨があまり入ってこない場所で徹夜しているからといっても、暴風雨の夜に屋外での徹夜は辛い...結局徹夜組は午後8時以降からほとんど増えていない。これなら一旦撤収しても、「臨海副都心線」の初電が動き出す前に戻れば大丈夫だろう、と踏んで、私は山本さん、瑠さん、黒澤さんと新橋のカラオケボックスに待避することにした。「ゆりかもめ」の終電の新橋行きに乗り込む。飛鳥さんと脇田さんは残るようである。
4/25(日)
0:00 AM  とりあえず新橋駅前の「吉野家」で牛丼を食べた後、カラオケボックスへ。Troubleshooter氏と合流。最初はゆっくり休むつもりが、「る〜みっく系の曲が少ないなぁ...」などと文句を言いつつも、何故か「シティハンター」の曲で盛り上がる。しかし「シティハンター」の曲って、キーが高くて難しいのばっか...^_^; 休むつもりが結局3時間以上も歌い続けることに。(爆)翌日、少し喉に来た^_^;;;
4:00 AM  さぁ〜て、そろそろタクシーで会場に向かいますかな...っと、5人が乗れるタクシーなんてこの時間にあるかなぁ? なんとか駅前にワゴンタイプのタクシーを発見し、これに乗り込んで会場に向かう...でも思いっきり定員オーバー?! 後部に4人は流石(さすが)に辛い。「時間がかかるといやだなぁ〜」と思っていたが、この時間は道も空(す)いていて、すぐに到着。急いで入り口前の列へと向かう。徹夜組はほとんど増えていないので一安心。しっかし、冷えるな〜
6:00 AM  いつの間にか新井さとしさんが登場し、列の整理をはじめている。年期が入っている...^_^; そうこうしているウチに、空が明るくなってきた。しかし、風雨はまだ収まっていない。初電が動き出して、来場するファンの数が急に増えてきた。1時間もすると、ファンの数が定員の100人を突破。しかし、初電でも間にあった人がいたのは、驚きであった。やはり暴風雨のせいか?
7:30 AM  少し前から係員によって整列させられていたが、この時間になって屋外から屋内に誘導されることになった。ここまで来れば高橋先生のサインはもらったも同然。心なしか皆一様に安心した表情。しゃべり声も、未明の寒さに震えていたときより明るい。ようやく会場前のチケット売場の前にある所定の位置に移動。
10:00 AM  開場直前になって、ようやく整理券が配布される。これで一安心。一度小学館ブースを見て、昨日と変わったことがないことを確認し、朝食をとる。しかし、このままただサインをもらうだけでは芸がないので、花束でもプレゼントしてはどうか? という話になり、一同そろって展示場近くのビルの中にある花屋に行く。
1:00 PM  さぁ〜て、サイン会1時間前...そろそろ花束に添えるカードに名前を書きますかな? ということで、「時計坂通信社一同」と一番上に書き、その下にめいめいの名前を書き連ねて行くことにした。...っと、文字の大きさを揃えてっと...緊張するなぁ。あ”やべ〜本名書いてしまった!(;_;)くっそ〜ペンネームを書くつもりだったのに...七尾葉介一生の不覚。
 瑠さんは「桔梗さまの氏子 瑠」と書いている...流石だ!
2:00 PM  いよいよ高橋留美子先生ののサイン会が小学館ブースで行われる。前日のあだち充氏の時同様、アニメが後ろのスクリーンに映し出されている。...らんまのOVAの「鳳凰編」か...サインもらっているときに吹き出したらヤだな...^_^;
 そんなことを考えているうちに、高橋先生登場。?この方が高橋先生? 写真で見るよりずっと若いという印象。実年齢から2割〜3割引してもいいかも(爆)正直言って「大先生」というより「お嬢さん」という感じ。それと...うる星やつらグラフィックなどで「ラムちゃん見たいな体型」と言われていたが、噂に違(たが)わずぐらまぁ^_^;;;
 先生はすぐに小さな特設壇上に上がり、簡単な経歴が紹介された後、サイン会開始。しばらくして私の番が回ってきた。サインは、印刷されたイラストの色紙上に、その場でサインとファンの名前と日付が書き入れられている模様。一寸(ちょっと)ドキドキ。サインをもらうと同時に花束を渡す。終わって気が付いたのだが花束を渡すことに気をとられていて、握手するのを忘れてしまった! ...七尾葉介、本日2度目の一生の不覚。握手した人に聞くと「思ったより手は小さかった」とのこと。でも、花束を渡したのは時計坂のグループだけ。(へっへ〜〜ん!)^_^;
 サイン会終了後はあだち氏同様、風のようにその場を後にする高橋先生...
3:00 PM  サイン会も無事終了。もう真っ白に燃え尽きたって感じですかね〜?^_^; 流石に30時間耐久レースは辛かった。さぁ〜て、さっさと帰って寝よ...